Posts by Masumi Isobe

ウェッブ望遠鏡が切り拓く、天文学の新時代

今月、最新の主力宇宙望遠鏡であるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が打ち上げられました。ISASの国際トップヤングフェロー(ITYF)であるライアン・ラウ博士は、ウェッブ望遠鏡を用いた初期観測プロジェクトの一つを率いています。天文学分野でこれほど待望されたことのない観測装置であるウェッブ望遠鏡について、ラウ博士が期待することを語ります。

海外の宇宙ニュース:米国のディケーダル・サーヴェイASTRO2020がリリース

今年11月、米国国立科学アカデミーはAstro2020と呼ばれるディケーダル・サーヴェイ(10年おきに行われる研究分野動向調査)をリリースしました。この調査が提言する科学目標と今後の活動の焦点について、ISASの研究者からのコメントを紹介します。

海外の宇宙ニュース:NASAのLucy、木星トロヤ群へ向け旅立つ

10月16日、NASAの探査機Lucyが木星トロヤ群の探査に向け旅立ちました。太陽系の外側がどうやって出来たのかという問題は、私たちの地球領域を形作る上でも大きな影響があったと考えられます。生命居住可能な世界を作るには何が必要であるのかというテーマも含め、惑星の進化を理解していく上でどのようなアプローチがあるのでしょうか?ISASの研究者からのコメントです。

海外の宇宙ニュース:プラネタリ・ディフェンスはなぜ重要か

小惑星が地球に衝突するという脅威は、最近のニュースの見出しを見ても、それに伴うとてつもない高温状態が作り出す災厄という観点からも、「ホットな」話題と言えます。 地球への小惑星の衝突による災害を防ぐ研究「プラネタリ・ディフェンス」についてISASの研究者がコメントしています。

彼の映像を観たか?:JAXA 国際トップヤングフェローのジェームズ・オダナヒュー博士が2021 Europlanet Prize for Public Engagementを受賞

ジェームズ・オダナヒュー博士が、2021年のEuroplanet Prize for Public Engagement を受賞しました!オダナヒューは、自分のやっていることは動画を用いて科学的なアイデアをフツウにわかるように伝えることであり、それが米国連邦政府機関の閉鎖がきっかけとなって始まったと語ります。

太陽系の外から見れば、地球も金星も同じ?:違いのわかる観測をUVSPEXで実現する

いま私たちは、恒星のハビタブルゾーン(生命居住可能領域)内で公転していて地球と同等のサイズである太陽系外惑星を20以上知っています。これだけの情報から、これらが私たちの地球と同じような惑星である、と思って良いのでしょうか?

海外の宇宙ニュース: NASAのパーシビアランス、初の火星サンプルを採取し将来の帰還に備え保存

NASAの火星探査車「パーシビアランス」が火星岩石のサンプルを採取、容器内に保存することに成功しました。JAXAの火星衛星探査計画MMXのメンバーが、この火星探査における新時代の到来についてコメントしています。

海外の宇宙ニュース:NASA のINSIGHT、火星の内部を覗き込む

NASAの火星探査機InSightが ”火震” を検出、火星の内部構造の解明は大きく前進しました。惑星の内部構造を読み取ることは、その惑星の形成や進化を解明していく上でとても有用なことです。ISASではどのような計画があるのでしょうか?

宇宙探査の業界で仕事をするということーNASA惑星科学部門長Lori Glaze博士からのメッセージ

今これを読んでいるあなたは、宇宙探査ミッションのアイデアをお持ちでしょうか?ミッション提案が実際に ”机上” から ”発射台” へと向かうことを可能にするポイントは何なのでしょうか。 NASAのLori Glaze博士からのメッセージです。

金星探査の新展開:NASA惑星科学部門長Lori Glaze博士が語る,「NASAはなぜ二つの金星ミッションを選定したのか」

「私個人にとっても、惑星科学コミュニティ全体にとっても、とても幸せな驚きでした」アメリカ航空宇宙局 (NASA) の惑星科学部門長、Lori Glaze博士はこのように説明します。「NASAはそろそろ金星に戻るべき時だ、と専門家の多くが感じていたとは思いますが、『ディスカバリー計画』において同時に2つの金星ミッションが選ばれたことは本当に素晴らしいことでした。」

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